・2022年度の一人1日の供給カロリー2260kcalで、国産供給カロリーは850なので自給率は37%、生産額ベースでは58%である、飢えに直面したときに問題になるのは摂取カロリーである(p13)戦争に負けた瞬間1946年の食料自給率は88%であったが、輸入食品が十分に入ってこないので国民の多くは腹をすかせていた(p17)
・日本の減反政策は1970年から2018年まで48年間続けられてきた、これが食料自給率が38%まで落ち込む元凶であった、減反政策後も水田の畑地化への支援制度は続いていて米の生産量は減少傾向にある(p19)一部の農家にとっては米の価格を高いままでキープ、そして米を作らないで税金がもらえた良い制度であった(p22)
・食料輸出の最大の利点は、いざとなればこれが自国民の食料になること(p25)ロシアが1年半を経過してもまだあの不毛な戦争を続けられるのは、エネルギー自給率が200%近くあり、それを海外に売って戦費を調達しているのと、食料自給率が高いから(p31)
・前回の南海トラフ巨大地震は1946年に起きた(昭和南海地震)、そのとき1m15センチ隆起して徐々に戻ってきた、それがちょうど元に戻るのが2038年である、それに誘発される形で富士山も噴火すると言われている、1707年の宝永南海トラフ地震では49日後に富士山が噴火活動を始めている(p33)
・牛の場合生体1キロ作るのに飼料は10キロ、豚は5キロ、鶏は2.5キロ、しかも卵を産んでくれる、養殖魚は3キロなので、タンパク質の自給自足には、養鶏と養殖に力を入れるべきである(p45)食料が輸入できなるとすると、1)養殖に頼らないタンパク源開発、2)飼料をあまり使わないコスパの良いタンパク源を養殖することになる、前者は「培養肉」後者は「コオロギ」である(p60)生体1キロにむくまれるタンパク質の割合は、牛8豚=鶏12、コオロギ16%である(p123)
・日本の未来を救う日本人の食生活は、米・芋・昆虫・時々養殖魚・養殖鶏肉、いつかは培養肉(p63)江戸時代くらいまで、多くの日本人はタンパク質の大部分を魚と虫から摂って食べていた(p64)675年に天武天皇が「牛・馬・犬・猿・鶏」の明確な肉食禁止令をはじめて発布した、これは仏教の考えに基づいているが、本当の狙いは「稲作」であった、牛や馬は米を作るのに欠かせない(p66)
・2018年に日本はIWC(国債捕鯨委員会)から脱退を発表、2019年に脱退し商業捕鯨を再開した(p77)
・タピオカの原料のキャッサバという作物には青酸が入っているので生でたくさん食べると死んでしまう恐れがあるが、タピオカが無毒なのは収穫したのちに毒を抜いて粉にしているから(p91)
・シロナガスクジラを増やすにはどうすれば良いか、ミンククジラを獲ればいい、ミンク鯨たちが食べていたオキアミが余るので、その分、今度はシロナガスクジラが繁殖できる余裕が生まれる(p198)
・光合成のための光源には電気エネルギーが必要で、それを生み出すには当然コストがかかる、このコストが自然農法よりも高いうちは野菜工場は普及しないだろう。そこで期待されるのが核融合発電である(p215)
2023年11月16日読了