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summary

ナチスの発明

ナチスの発明の写真

・ヒトラーが訴えかけるのは観衆の脳ではなく心、理屈ではなく感覚で押してくる、この演説に影響を受けたミュージシャンとして、ミックジャガーがいる(p20)

・ドイツ国民の支持を得ることができた最大の原因は、ナチスが当時700万にいた失業問題を数年で解消したこと、切り札がアウトバーンの建設(p23)

・アウトバーンの建設費の46%が労働者の賃金に充てられたのが特徴、日本ではゼネコン・地主に支払われる割合が多く、労働者に渡るのはせいぜい10%(p27)

・V2ロケットはロンドンを忠臣に3000発が打ち込まれ、1万人の死傷者が出たが戦局を変えられなかった、着弾地点が目標からかなりずれるため、軍事力に打撃が与えられなかった、コストは高く4発が戦闘機1機分であった(p40)

・ヴェルサイユ条約では、兵器研究の制限はあったが、ロケット開発を制限する項目はなかった、ロケットは開発されたばかりで兵器になるとは考えられていなかった(p41)

・当時のジェットエンジンは低速時の推進力が弱く、離着陸が難しかったのでこの欠点に連合国はつけこんだ、飛行時間は1時間程度、整備は50時間であり、操縦も難しかった(p51)

・ナチスの人造石油工場は12箇所あり、1944年には年間350万トン(天然石油が300万トン)でありオクタン価は96であり品質もよかった、しかしコストは高く天然石油の5倍程度かかった(p66)

・ジュラルミン等の合金で作られたナチス装甲車は、連合国側の最良の鉄鋼よりも強靭で軽く、それは移動速度・飛行距離の秘密であった(p70)

・IBMは、1946年にドイツのツーゼ(コンピュータの開発者)から特許使用許諾を得ている(p87)

・ポルシェは1900年の電気自動車の成功にあきたらず、ガソリンエンジン車の製作に着手した(p98)

・金持ちの特権とされていた長期バカンスをだれでも取れるようにした国がナチス・ドイツ、労働者の生活を金持ちと同様にする取り組みをしたのはナチスが初めて(p107)

・第二次世界大戦中に、アメリカでは父親が出征した場合、36%の賃金補償を、イギリスでは38%に対して、ドイツでは75%であった(p122)

・アメリカを含めた先進国がアスベストと肺がんの関係を認めるのは、ナチスから20年以上経過(1975年)してから(p126)

・1934年に導入された配当制限法は、1)6%以上の配当不可、2)それ以上の剰余金は、国営銀行に預けて4年間引き出し不可、3)余剰金は貧困者救済基金、建築資金に使用、であった(p130)

・ヴェルサイユ条約により、全ての植民地の没収(領土の13.5%、農耕地の15%、鉄鉱石の鉱床の75%)により、鉄鋼生産量は戦前の37%に激減、賠償金は1350億マルク(60兆円)、輸出製品には26%輸出税をかけてそれを連合国が受け取るというもの、賠償金は21世紀まで払った(p151)

・ユダヤ人迫害は旧約聖書の時代(2000年以上も昔)から行われていて、宗教改革のマルティン・ルターも強烈な反ユダヤ主義者であった(p161)

・アメリカには多くの親ナチス派は多かった、フォードを始めとして多くのアメリカ企業が献金していた、1940年時点で全投資額の5%、カナダ:30%、イギリス:8%(p173)

・日本に落とされた原爆はウラン型(広島)とプルトニウム型(長崎)であるが、アメリカが実験に成功したのはプルトニウム型であり、ウラン型は実験されていない(p233)