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summary

ドル亡き後の世界

ドル亡き後の世界の写真

・オバマ大統領は、ホワイトハウス執務室において、日常たった3人の人間(奥さん、首席補佐官のエマニュエル、サマーズ国家経済会議委員長)である(p29)

・銀行勘定は会計学の原理原則に従って、一般企業と違って、資産と負債勘定が逆になる、つまり中央銀行の資産が増えるとは、民間企業で考えれば負債が増えることを意味する(p34)

・2009年8月31日につけた高値(1万767円)より高くなることはない、大銀行・証券・生保は自己売買部門の含み損を半分程度処理したが、今後、本当に隠しこんでいる簿外の大損が本格化するため(p42)

・ノックイン債(ハイイールドボンド・ファンド)等の高利回りの危険な商品には、ノックイン価格(元本確定条件が外れる価格)があり、とても危険(p49)

・アメリカは1ドルが60円になればアメリカの工業製品に輸出競争力が生まれることを知っている、ドル安になればアメリカも真面目に輸出で生きてゆく(p62)

・アメリカの金融は、ふたたび大きく崩れる、米長期金利が跳ね上がり、デフレからインフレになった時に、米ドルは暴落、ダウ平均も暴落する(p77)

・米議会が2000年にデリバティブ取引監視を免除した、その時に100兆ドルだった市場は2008年6月には684兆ドルとなった、CDSやCDO(債務担保証券)の拡大がある、CDOとはサブプライムローンを証券化したものを、さらに細切れにして他金融製品と合成したもの(p92)

・中国はSDR(IMFのもつ特別引き出し権)という新しい通貨が米ドルに取って代わるべきだと、2009年3月に中国は表明した(p101)

・2009年5月に行われた「ストレステスト」は、大銀行19行とSEC検査官のペーパーでのやり取りのみで、立ち入り検査は無し、結果は7.4兆円の資本不足のみと発表(p137、139)

・アメリカは1998年から日本がやったことと全く同じことをやった、当時アメリカは救済せずにきちんと破綻処理させるべきと言っていた(p139)

・現在のデリバティブの取引残高は全体は600兆ドル(6京円)
あり、200兆ドルが処理されずに残っている、日本は過去15年で200兆円の不良債権以外に、2000兆円の契約残高を消した(p157)

・アメリカは200兆ドルのうちの10分の1(2000兆円)を処理する必要あり、1ドル=10円にすると10分の1程度の処理で済む、2012年頃に実施される可能性あり、そして額面通り返却するだろう(p159、197)

・2008年7月危機において、日本の3つの大きな金融機関が致命的な打撃をうけた、農林中金・三菱UFJ・日本生命である(p163)

・ストレステストの結果、シティバンクの資本不足は55億ドル(5000億円)とされたが、実際には50兆円は必要、現時点では4.6兆円の公的資金を投入、30兆円の政府保証枠がある(p177)

・2008年3月28日には、アメリカ政府とSECにより、「アメリカ時価会計の放棄」レターが発行された、その内容は、「各企業は独自基準採用可能、それに基づき債権区分の変更可能、時価会計の実質的放棄可能」とした(p181)

・中川元財務大臣は、あの有名な酩酊会見の前日(2月13日)に、1000億ドル(9兆円)をIMFへ拠出する調印式を行っており、これに対して世銀総裁は怒ったはず(p204)

・アメリカはドルの価値を守るために、金の値段を先物市場で下げようとするはず、グラム2800円が底値か、今後も金は買うべき(p216)

・日本の優良株は、日経平均が5000円になるのが買うタイミングである(p228)

・素材関連:住友金属工業(5405)、空気をきれいにする:富士通ゼネラル、太陽光発電・燃料電池:昭和電工、住友化学、東海カーボン、三菱重工業、水をきれいに:旭化成、小松製作所、川崎重工業等