・富栄養とは、人や家畜の排泄物、生ごみ等の有機物で、農産物自体や生活に関する水環境が限界以上に汚れることを意味する(p20)
・主原料が鉱石で、ミネラルであるはずの化学肥料をなぜか消費者は嫌うので、抗生物質やホルモン、重金属、添加剤の入った畜産廃棄物を大量に使用することになる(p28)
・日本で流通する食品全体の2割近くにあたる年間2100万トン以上の食品が廃棄され、この量は日本のコメ生産量の2倍以上、途上国5000万人以上が1年間に食べる量である(p34)
・フードマイレージ(輸入された食料を、量×距離で表現する)によれば、日本はダントツの1位であり、世界でいちばん環境に負荷を与えている国となる(p46)
・生ごみ(残飯、調理残滓)には、油分、粗脂肪含有量が多く、重金属を含む可能性がある(p66)
・米国ではカビ毒汚染されていない優良なトウモロコシは、まずバイオエタノール向けへ使われる(p84)
・土壌改良効果のあるミミズはフトミミズ類であり、主として腐植を含んだ土壌を摂取するが、ごみ処理で大量に利用されるシマミミズは、有機物や生ごみを主食として土中の重金属や薬物を生体濃縮する(p103、104)
・生ごみを処理する場合、60~70℃にすることで大腸菌、サルモネラ等の食中毒菌を死滅させられるが、70℃以上では生ごみ処理に必要な菌も死滅するので注意を要する(p107)
・江戸時代は下肥のみが使われていたのではなく、緑肥、落ち葉、ワラといった植物質有機物が原料となった堆肥のほかに、油かす、骨粉、干鰯、魚の内蔵が使われていた(p109)
・江戸時代は完全なリサイクル都市ではなく、永代橋はごみ捨て場であったし、須崎百万坪は、ゴミと土砂で埋め立てられた場所(p110)
・平成16年2月に発生した鳥インフルエンザは当初、農場内に埋められたが、4年後の平成20年1月に、掘り返されてやっと焼却された(p146)
・牛はO157を保菌しやすい家畜である、牛にとってはO157は何でもない普通の菌であるが、人間にとってはそれが出すベロ毒素は危険(p153)
・1961年成立の農業基本法は、米国からの飼料作物としてのトウモロコシ、大豆、大麦等の関税は「ゼロ」にされた(p167)
・1970年以前は植物性有機物が原料の堆肥が主体であったが、それ以後は、動物性廃棄物が原料の堆肥が中心、1980年以降は更に植物残滓が原料の堆肥も追加(p187)
・安全な野菜を選ぶ基準は、1)旬の野菜、2)近場で採れたもの、3)小型野菜(カットされない)、である(p202)
・野菜が本来持っている「基本の姿や形」は植物のDNAに刻み込まれているので、栄養不足の野菜はそれができない「奇形」となる(p207)
・本来、泥つき野菜は、買ってすぐに畑に植えるためのもの、泥にはバイ菌類やウィルスが混じっている可能性が大きい(p209)
・立派な有機農家とは、家畜フンは一部で、基本的には、落ち葉等
の植物質の堆肥を使っている農家である(p217)
・野菜を安全に食べる方法として、1)蒸す、2)煮る、3)炙る、がある(p219)