suu3.jp 戻る

summary

ある客室乗務員の告白 JAL崩壊 (文春新書)

ある客室乗務員の告白 JAL崩壊 (文春新書)の写真

・2007年度には500億円もの利益を上げた日本航空の他航空会社との差は、JASとの統合合併に象徴されるようなJALの経営戦略、政策の失敗がある(p14)

・JASは負債が3000億円とも言われた債務超過であったが、社員の給与水準はJALはもとよりANAよりも高く、世界一であった(p15)

・当時JASが保有していた飛行機は、エアバス300、DC9、ボーイング727、YS11とセスナ機等のプロペラ機であり、いずれもJALは使用しておらず互換性がなかった(p16)

・JALがJASと統合させてくれと要請したので、公取委から、羽田空港の発着枠9便(200億円相当)を後発の航空会社に明け渡すことになった(p24)

・採算をとるには搭乗率は70%が目安、JASが飛んでいた路線の90%は赤字路線であった、JASとの合併後にJALが飛ばしたのは、静岡と神戸空港のみ、残りはJASの不採算路線を引き継いだもの(p26)

・JALの経営危機を招いた他の元凶は、為替ヘッジとオイルヘッジに失敗してしまったこと(p27)

・副操縦士が機長に昇格すると、月間乗務保証時間は65から80時間となり、月給は約200万円程度となる(p46)

・1985年に起きた123便事故を契機に、1986年に機長組合ができた(p61)

・JALには1500人以上のソムリエがいて、千人強がキャビンアテンダントである、日本人ソムリエの約10%、アメリカやイタリア、フランスの全ソムリエよりも多い(p127)

・出産、産休によりどんなに優秀なキャビンアテンダントでも、昇進は4~5年は遅れてしまい、後輩に抜かれることになる(p139)

・JALに限らず航空会社には、4つの会社があると言われている、地上職・パイロット・整備・客乗である(p153)

・人件費について、日本人CA比較で、ドイツ人・イギリス人で2分の1、シンガポール・香港人で3分の1、上海で10分の1(p159)

・JALが遅れる最大の理由は、定刻を過ぎてもゲイトに現れない旅客を待つから(p184)

・現在の会社と組合間には、乗務が出来なくなったCAは地上職に職務変更できるという取り決めはない(p193)

2010/08/29作成