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summary

ブラック企業、世にはばかる (光文社新書)

ブラック企業、世にはばかる (光文社新書)の写真

・IT業界が人を装置扱いするのは、この業界が建設・製造業界と同様に、多重の下請構造を持っているから(p31)

・離職率の高い(飲食・医療福祉・不動産等)不幸な就職をする人を少しでも減らそうと考えるなら、価格破壊が彼らを苦しめている現状を認識すべき(p44)

・商品やサービスを産み出して顧客に提供するといったひとくくりの仕事のライフサイクルの終盤業務にあたる業務が、尻拭いの敗戦処理業務となる(p64)

・終盤業務は、マニュアル通りにしょりを行うなどの定型性や反復性が求められる単調な作業であり、序盤・中盤の仕事のように創造性や裁量は無い(p66)

・民主党が人材派遣業への規制を強めても、それまでアウトソーシングされていた仕事を誰にやらせるかが変わるだけで、残業が増えるか、契約社員の直接雇用、海外発注となる(p76)

・人手を増やして一人ひとりの負担を軽減するためには、その作業が分業できるものでなければならない、頭脳労働は単純な人海戦術で解決できない(p87)

・グレーカラーの仕事に就いて続けていくのに必要なのは、いかに効率的に情報を収集・整理・表現できるかという知的能力と、それをこなす体力、プレッシャーに耐えるストレス耐性が必要である(p89)

・大企業が下請けいじめをするのは、下請けのことを心配する以上に自分の身が大事だから(p101)

・サッカーにおけるJ1とJ2というのは、野球におけるセ・パ・リーグと実業団との関係と異なり、J2がJ1への選手供給源になるわけでない、J2もJ1への昇格を目指している(p117)

・日本の給料水準は、仕事の中身だけを基準に決まることはない、他国と比べて企業規模による賃金水準の差が大きいのが特徴(p123)

・我が国では、新卒として就職するまでは、高校・大学と少なくとも二度(就職は3回目)も選抜・競争の機会があり、勝ち負けがシャッフルされる(p128)

・国内資本の大手優良企業ほど、いまなお年功序列・終身雇用制度を維持していて、入社のチャンスに新卒時に偏っている(p129)

・2007年10月に雇用対策法という法律が改正されて、中途採用求人の応募要件として年齢を掲げることは禁止された(p159)

・職場で年上の人が若い人との年齢差を乗り越えるためには、まず年上の側がハツラツとした姿勢みせて若い人を納得させないと難しい(p186)

2010/11/13作成