・経済の最大の原動力は「人口トレンド」である、経済の基礎変えるのが「画期的な新技術」であり、そうした技術は「革新~成長~淘汰~成熟」という4段階からなるライフサイクルに従うことを理解した(p13)
・米国インフレ率、金利の低下も含めて予測ができたベースは、たった2つのシンプルな指標であった、1)支出の波:毎年の出生数から44~48年分ずらして支出のピークを予測、2)80年周期のニューエコノミー(新技術)サイクル(p14)
・2008年は怖い年であったが、2010~2012年は1930年代初頭以来の経済・銀行危機が訪れる、これからの大暴落をやり過ごせるのは、現金と信用力の高い団体・企業が発行した債券のみ(p27)
・バブルが立て続けに発生し得た背景には、ベビーブーム世代による支出の増加傾向、低金利、借金のしやすさという3つの好条件があった(p35)
・新しい世代が40代後半(平均すれば48歳)になり、所得や支出、生産性がピークに近づくにつれて経済はピークを迎える、出生数の多い年の48年後には好況になりやすい、この性質を利用したのが「支出の波」である(p60)
・潜在力が最もあり、2060年代末まで成長できそうなのは、中国でなくインドである、次に潜在力があるのはブラジル(p67)
・指数関数的に伸びる技術は、普及率が0.1%から10%になる時間と、10%から90%、90%から99.9%になる時間は等しい:図2-8(p70)
・激しいデフレと淘汰の季節において、企業や銀行破たんが最悪期を迎えるのは、2010年半ばから11年半ば、2012から2014年までは一進一退、支出は2033年頃にかけて減り続ける(p86)
・原油は2012~20年にかけては1バレル=10~40ドルに戻る可能性あり、すると代替エネルギー技術は魅力無くなる、同じことは市況商品(金)にも言える(p99
・長期的にはインフレ(物価の継続的上昇) は進歩及び生活水準向上のしるし(p109)
・次の大底は2022~23年頃(p120)
・株式バブルが2000年に崩壊しはじめたときに住宅価格の上昇が加速したのは、ベビーブーム世代が住宅購入のピークにさしかかったうえに、巨額の資金が株式市場から住宅市場に突然流れたから(p135)
・1880年から1980年までは、1900,1930年代のデフレ時代を除いて、インフレ調整後の住宅価格が基本的に横ばい、するとアメリカの住宅価格は2005年から40~60%は下落する可能性あり(p137)
・アメリカのデフレ基調が極端に強くなるのは、2010~2013年半ば、その後、2017年にかけていったんインフレ率が上昇し、その後は下落する(p158)
・ひとつの国がどのような発展段階をたどるかはすでに明らかになっていて、どの国がどの段階にあるかは、その人口の年齢構成を見ればわかる(p171)
・中国の支出の波は2015~2020年にかけてピークに達するので、高齢化も急速に進行、2035年からは米国を上回るペースで人口を減らす、そのため経済発展の面で西欧に追いつく前に減速する(p175)
・世界人口は2065年にはピークとなり人口は減少する、それは氷河時代(1万2000~2万5000年前)以来(p181)
・80年周期のニューエコノミーサイクルによれば、成長ブームの頂点は2009年頃、2020年頃までにかけて淘汰、2035年までにかけて成熟(p262)
・米国の上位1%の世帯が保有する金融資産の割合は、1929年の45%をピークに1975年には20%に減少、それ以来、35%程度まで上昇した(p302)
・米国の所得税は、第一次大戦の戦費を捻出するために1913年に導入、導入1年目は全体の2%の世帯のみ(p318)
2010/12/4作成