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summary

眠りにつく太陽 地球は寒冷化する (祥伝社新書)

眠りにつく太陽 地球は寒冷化する (祥伝社新書)の写真

・17世紀半ばから70年ほどにわたった無黒点期は、地球が寒冷化した時代で世界各地に飢饉をもたらし、人生の生活を苦しめただけでなく種々の気象災害、農民一揆をおこした(p18)

・980年ころにエリックがグリーンランドを探検した時は、現在のような氷の大平原ではなく、緑の木々に覆われてたので、緑の大地=グリーンランド、と命名した(p34)

・小氷河期は13世紀末に開始して、1850年に終息したとされている、ヨーロッパでは農作物への被害が大きくなり、ペストの流行もあった(p39)

・ペストという死の恐怖から逃れるために、人々は死後の魂の救済を求めていた、こうして偶像をもとめるのではなく、人々は神と一対一で向かい合うことで、人間は神の前では平等であり、信仰の面では自由であることを学び取った、これがドイツフランスで宗教改革が起きた理由(p43)

・太陽の自転速度と、太陽活動の活発さの指標である総相対黒点数の間には逆相関がある、1880年から2000年の終わりまで自転の速さが減速=太陽活動が活発化し続けていた(p62、66)

・宇宙線の地球への到来数(=宇宙線強度)は、太陽活動が活発になると少なくなる(p72)

・放射性炭素の生成率が大きかったマウンダー、シュペーラー、ウォルフ、ドールトン、オールトの各極小期は、相対的に太陽活動が大きく衰退した時代であった(p79)

・1950年ころから世界の平均気温について、ホッケースティック曲線的上昇を主張してきた人々は、現在は沈黙したまま、にもかかわらず、日本ではこの気候温暖化をめぐって起きた醜聞が殆ど公にされないのが不思議(p124)

・太陽から地球環境へ流入してくる電磁放射エネルギーが、太陽や大地からの放射と釣り合っているのが「放射平衡」とよばれる状態、この釣り合いが成立するときの地球温度は「マイナス15度」、それが年平均で「18度」もあるのは、地球表面が約3分の2が海洋であるから(p126)

・私たちが生きられるのは、主に水蒸気による「温暖化」のおかげである(p127)

・大気中にある炭酸ガスは0.04%程度、これに比較して大気中の水蒸気の存在量のほうがはるかに多く、気候変動における水蒸気の役割は無視するわけにはいかない(p128)

・1975年以後における世界の平均気温の変動は、2000年ころから上昇は止まっている(p140)

・地球温暖化も、その逆の寒冷化も、究極的に太陽面上における黒点活動の変動によって決まってしまうというのが結論(p154)

・今後の寒冷化に対する予測が正しいかどうかは、2015~2020年にかけての太陽活動の状態を見届ける必要がある(p157)

・太陽からは熱は送られてこない、届くのは太陽から光が運んでくるエネルギーのみ、日光を浴びて私たちが温かく感じるのは、私たちの皮下脂肪やたんぱく質の分子が光エネルギーを吸収して、熱運動と呼ばれる運動をこれらの分子に引き起こして、それが「温かく」感じられるから(p160)

・2010年の日本列島のほぼ全域にわたる異常な暑さは、シベリアからヨーロッパにわかる広大な領域が砂漠化していることに原因すうr、砂漠では気温が上昇しやすい、これが太平洋高気圧を強化するため(p172)

2011/7/24作成