・中国共産党の首脳幹部は、世界を共産化することではなく、どうしたら中国の覇権を強化できるかということを考えている(p23)
・アメリカのイラク戦争、ロシアのクルジア進攻も、国際法違反の侵略戦争である、しかし力の強い国に大国にたいしては、どこの国も処罰できない(p25)
・エジプト、ギリシア、チグリス・ユーフラテス文明も、その文明を作った人たちはどこかへ行って消えている、その中で日本は特別(p40)
・京都のお公家さんは、新潟美人の奥さんをもらい、税金を関東・北陸・東北地方からとっていたから、いつのまにか東夷になってしまった、京都は要するに「関東・東北文化圏」であると大阪の人は見る(p41)
・日本の自然科学や工学の学者、エンジニアは優秀であるが、社会科学の学者は優秀でないといえる(p54)
・独立国には3つの柱である、1)安全保障政策(軍人的要素)、2)経済成長(商人的要素)、3)価値規範(哲人的要素)が必要である(p68)
・国家が最終的に崩れていくのは、外部の敵対勢力ではなく、内部から起きる、国民の価値規範や道徳判断が衰退することによる(p71)
・20世紀初頭のイギリス王家は「サックス・コーバーグ・ゴーダ王家」と名乗っていたが、第一次世界大戦時にドイツの戦うために「ウィンザー王家」とドイツ系の名前を改めた(p86)
・イギリスは長子相続制なので、二男以降は優秀であれば裁判官などになるが、それ以外は軍学校に行くので、第一次世界大戦で戦死したのは二男以下のみ(p88)
・アメリカ軍と米国務省は、1)憲法9条、2)東京裁判史観、3)日米安保条約を対日支配のために押しつけた(p91)
・イギリス人はヨーロッパを制覇するのではなく、4~5国の大国をお互いに対立させておいて、どこも覇権を握れない状態にするという狡猾なやりかたを選んだ(p111)
・軍事的な支配権を広げすぎて国力を消耗するのは、覇権国の衰退期(ハプスブルク王朝、オスマントルコ帝国、ナポレオン、19世紀のイギリス、20世紀前半のドイツ・日本、ソ連)にみられる(p121)
・第一次世界大戦までは、戦争にルールがあり、1)非戦闘員は殺さない、2)負けた国のプライド、文化は踏みにじらない、3)敗戦国を叩き潰すようなことはしない、があった(p129)
・アメリカの白人平均年齢は現在42歳だが、ヒスパニックは26歳、白人はどんどん高齢化するが、ヒスパニックは老人1人死亡に対して、9人生まれる状態(p144)
・バフェットは、2016年以降のある時点で、アメリカは対外債務の負担に耐え切れなくなり、深刻な財政危機と通貨危機を起こすと予測している(p145)
・日本に対してフェアだったアメリカ大統領は3人で、セオドア・ルーズベルト、フーバー、アイゼンハワーのみ、あとはレーガンの後半以外(p226)
・明治維新以降、日本を敵に回した国はかならず没落している、その国は、清、ロシア、蒋介石の中華民国(p275)
・オバマ大統領が「核武装拡散防止にアメリカは道義的責任がある」といったのは、プルトニウム爆弾は10年経過すると劣化するので、1)再処理、2)使用、3)自発的廃棄をみせかける、の選択をしなければならない点にある。