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summary

タネが危ない

タネが危ないの写真

・メンデルの法則により、系統が遠く離れた雑種の一代目には雑種強勢という力が働いて、生育が早まったり収量が増大することがわかり、こうした原理を応用して人工的に作られたタネがF1である(p5)

・野口種苗は全国で唯一、固定種のタネの専門店を自称している(p6)

・昭和30年代頃までの固定種は、何世代もかけてその土地の気候風土で選抜淘汰を繰り返してきた野菜である(p16)

・欧州では食べ物にも階層があった、ローマ皇帝・法王は鳥、その次は空中になっている樹上の果物、次に野山を走り回っている獣、その次が葉っぱ、最下層が土の中から引きぬく大根やカブで悪魔や家畜、奴隷の食べ物(p36)

・日本は西洋とは逆に、菜っ葉類のカブや大根は五穀に次ぐ食べ物と見做された、漬物等は位が上の者も食した(p36)

・日本国内で最も古い人骨は約1万8000年前のもので、沖縄県具志頭村で見つかっている女性のもの(p45)

・20万年前にアフリカで誕生した人類は、定説では約6万年前にはアフリカ大陸を伊達世界中に広がった(p46)

・精子のミトコンドリアDNAは遺伝しないのは、哺乳類の場合、卵子の中のミトコンドリアは10万個、精子は100個で、卵子の中に入るとすぐに分解されるため(p51)

・アフリカ大陸では太陽光線が照りつけ紫外線が非常に強いので、肌にメラニン色素がたまって黒肌となったが、北欧では太陽光線が弱いのでメラニン色素が欠如することになり白人が生まれた(p64)

・外国野菜は業務用、外食産業で消費されている(p70)

・世の中が平和になって一番困るのは、爆弾や毒ガスが余ったこと、爆弾の材料は化学肥料に、毒ガスの材料は農薬に変わった(p91)

・単一作物を生産して都会に提供する農家であれば、価格が暴落しても作物を廃棄して生産調整に協力すれば補助金を出すという「指定産地制度」のおかげで日本中の農業がモノカルチャーになり、周年栽培を売り物にしたF1が台頭した(p95)

・密閉されたハウスの二酸化炭素濃度を3~5%に高めると、成熟した花が自分の花粉でタネをつける、その際にミツバチを放して受粉作業をさせる(p114)

・雄性不稔とは、植物の「やく」や「雄しべ」が退化して、花粉が機能的に不完全になる(不妊症)となることで、これを利用してF1のタネが作られる(p121)

・中国では雄性不稔のF1米が稲全面積の58%(短粒子は3%)、アメリカは39%、日本では1%弱(p147)

・ターミネータ技術により、種の次世代以降の発芽を抑えて、農家で自家採取が不可能になり、特定のタネ会社からしかタネが買えなくなる(p155)

・ネズミやサルなどの野生動物は、F1品種(雄性不稔という技術を使ったもの)は食べなかった(p196)