・震災直後の電力不足は被害の受けたバックアップ用の火力発電所によるものであったが、2012年以降の原因は、原発の運転停止にあり、その影響は日本全国に及んでいる(p17)
・福島原発の事故は、津波→冷却システム停止→核燃料が高温融解→水素ガスによる爆発→放射性物質の発散、である(p24)
・核分裂をやめた後でも、不安定な原子核が放射線を出しながら崩壊して、熱を出し続けるので冷却が必要(p25)
・地球内部が高温である原因のひとつが、地中に含まれている放射性物質の崩壊によって発生する熱(p27)
・社会心理学によれば、人間の共同体はパニックを起こさないが、エリート層自身がパニックに陥る(p31)
・原発なしでやっていけるかは、原発を稼働しない時の電力需給予備率による、関西は-14.9%であり最も不安(p55)
・揚水発電は、発電力の調整が難しい原子力発電の、夜間における蓄電機能として使われている(p62)
・効率とは、どこから見るかで数値がかわる、IHIヒータは家庭電気エネルギーの80%、ガスは56%、但し、ガスは天然ガスをそのまま使えるが、電気は火力発電で38%なので総合効率は30(=0.38x0.8)となる(p65)
・化石エネルギーは植物が光合成によって蓄積した太陽エネルギーと考えると、0.02%である。太陽光発電の効率(14-20%)は高いと言える(p69)
・人類の爆発的成長は3回あり、最初は10万年前で言語という道具を手に入れた、2回目は1万年前で、農業と都市というライフスタイルを手に入れた、3回目は18世紀の産業革命以降で現在に至る(p82)
・人類が使用しているエネルギーで太陽エネルギーでないものは、原子力と地熱エネルギー(地球内部にある放射性物質の発熱を利用)のみ(p84)
・水蒸気とCO2の温室効果がないと地球平均気温は、マイナス18度、入れると31度になる、水と大気の循環を計算すると、15度になる(p91)
・インドネシアのCO2排出量は12位だが、焼き畑農業を入れると3位となる(p94)
・シェルガスは採掘技術が確立されてきたが、地下水汚染や群発地震の誘発などの影響もみられている、採掘時にでるメタンガスはCO2の21倍の温室効果あり(p101)
・資源は、金額の意味でも投入エネルギーの意味でも、あるコスト以下で採れないと殆ど意味がない、人間はコストが低くて資源性の高いものしか使えない(p132)
・部屋が快適であるには、壁や床の表面温度が適切であることが重要である(p134)
・2009.9現在で、日本には1.3万トンの使用済核燃料が各原子力発電所に貯蔵、六ヶ所再処理工場で3000トンが再処理を待っている(p160)
・フィンランドとスウェーデンは直接処分(漏れ出さないような容器に入れて捨てる)、アメリカも直接処分でユッカマウンテンを処分場にしていたが地元の反対で白紙、中間貯蔵で先延ばし、中国・ベルギー・フランス・日本はADS(加速処理)を目指している(p169)
・日本の文化や流行で、欧米では絶対に流行らないのは、「パチンコ」「2ちゃんねる」、匿名の情報に価値を見出す人が殆どいないから(p194)
・エクセルギーの効率改善を考えると、原油価格1バレル=90ドルでも安い、その10-14倍でも不思議でない(p229)
・原油価格が安い理由(ガソリン1リットル=150円、水は200円)は、それを前提に社会が組み立てられているから、石炭が安い時はイギリス、石油の場合はアメリカが繁栄した(p230)