・火力発電に用いられる燃料は3種類はあり、固体(石炭・バイオマス等)、液体(原油・重油等)、気体(天然ガス・液化天然ガス等)である(p2)
・異質な燃料を組み合わせて使い続けているのは、燃料価格・貯蔵性・調達安定性・環境性の4つの側面から考えるため(p3)
・原子力は発電できるときに発電しているのみ、太陽光や風力は需要とは関係なし、水力発電は長持ちしない、唯一火力発電だけが長期間の需要変化に対応できる(p5)
・日本の火力発電所の熱効率が現在、41%を超えているのは、大容量化・発電機器単体の効率向上・発電媒体である蒸気条件の高温高圧化、それに耐えうる材料開発、熱の再利用、ガス及び蒸気タービンを組み合わせたコンバインド発電利用、ガスタービンの燃焼温度の高温化等があげられる(p12)
・ガスは体積が大きいため、そのまま運ぶのは非効率なので、産地でLNG(液化天然ガス)が製造されて濃縮した状態で運ばれる、一般に -162度まで冷却して、600分の1に体積が濃縮される(p24)
・可採年数とは、確認可採埋蔵量をその年の生産量で割ったもの、石炭の場合、2001年には200年を超えていたが、2011年には110年程度、天然ガスと石油はずっと、50年程度(p29)
・米国でのシェールガスの供給量は、2007年には米国ガス総供給量の5%程度であったが、2010年には23%に増加、2035年には 50%近くを占めると予測されていて、シェールガス革命と呼ばれている(p47、51)
・石炭ガス化複合発電(IGCC)は、石炭をガス化する技術と、ガスタービンコンバインドサイクル発電の技術を組み合わせたもので、現在の熱効率(1200℃級ガスタービン)は41%程度、これを1500℃級にすると46-48%に達する見込みがある(p111)
・バイオマスの問題の一つは、水分が高いこと、燃料として使用するには乾燥が必要でそのために多くの熱量が必要となる(p150)
・我が国の地熱資源は、推定される熱水系資源だけでも 2300万KW(30年間)で世界第三位であり、高温岩体発電も可能となれば、開発可能な資源量はさらに増大するが、発電設備は 18か所53万KWにすぎなく、2015年でも拡大予定なし(p161)