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summary

史上最強図解 橋爪大三郎といっしょに考える宗教の本

史上最強図解 橋爪大三郎といっしょに考える宗教の本の写真

・世界の宗教を4グループにわけると、キリスト教・イスラム教・仏教・儒教になる(p26)

・キリスト教とイスラム教は別の宗教で、対立・衝突しあう関係にあると受け止められているが、ともにユダヤ教を母とする兄弟のようなもの(p34)

・ユダヤ教で聖書とされているのは旧約聖書のみ、ユダヤ人は自分たちの聖書を「タナハ」と呼ぶ(p40)

・ユダヤ教では、金曜日の日没から土曜日の日没までは仕事をしない、金曜日の夕方に礼拝に出席する(p47)

・第1回ニケア公会議(325)にて、三位一体説を考えるアタナシウス派が政党とされた、381年コンスタンチノープル公会議にて三位一体説が正統教義と定められ、395年のローマ帝国の分裂を経て、エフェソス公会議(451)にて、キリストは神性と人性を兼ねる両性論が正統とされた(p67)

・ローマ教会はペテロによって創設されて、全ての教会を率いるという意味で「普遍」を意味するカトリックと称した(p68)

・西ローマ帝国滅亡後は、ローマカトリック教会として、東ローマ帝国では、コンスタンチノープル教会が「正教会」と称した、これは地域ごとに独立(ギリシア、ロシア、セルビア正教会等)した(p69)

・救済されるかどうかは、ひとえに神の意思によるもので、教会がふりかざす権威に根拠がないというのが、ルターの主張であった(p72)

・カトリック教会の神父は、教会の階層制度の一員で、役職としては司祭、プロテスタント系では一般信徒と身分に変わりのない牧師を置く、信徒のリーダー的存在で聖職者ではない(p73)

・カトリックは、日本、南欧州、メキシコ・南米、アジアに広がった(p79)

・11/27-12/3の間の日曜日から、クリスマスまでは、アドベント(待降節)というクリスマス前の心の準備期間である、ハロウィンはキリスト教とは無関係だが、プロテスタント地域では定着した行事(p80)

・イスラム教徒は、信ずべきことが6つ(アッラー、天使、啓典、預言者、来世、天命)と儀礼的な5つの務め(信仰告白、礼拝、喜捨、メッカ巡礼、断食)がある(p95)

・断食はイスラム暦の9月で、日の出から日没までは、飲食などを断ち、1年間に犯した罪を償い、信仰を深めるために行う、日没後に食事をとって、モスクで礼拝する(p95)

・イスラム教は、大きく分けて、シーア派とスンニー派があり、9割がスンニー派で、これはイスラム法の解釈によって大きく4つの学派に分かれている(p101)

・釈迦は自ら覚った真理の内容を、四法印の教え(諸行無常、諸法無我、涅槃寂静+一切皆苦)と具体的な8つの実践法(八正道)にまとめた(p113)

・正しく生きるための思考プロセスとして、苦諦(苦しみからは逃げられない)→集諦(苦しみの原因はこだわり)→滅諦(ゼロベースですべて見直す)→道諦(正しいやり方=八正道で実践する)である(p114)

・八正道とは、正見・正思・正語・正業(行い)・正命(生活)・正精進(努力)・正念(邪念消す)・正定(瞑想により精神統一)である(p115)

・覚りの境地にあるのが、ブッダ=仏=如来で、釈尊(釈迦如来)以外にも、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来がいる、一方で、ブッダと等しい境地に達していながら、涅槃に入らずに活動を続ける存在として、大菩薩がある、代表的なものとして、弥勒菩薩・観音菩薩・文殊菩薩・普賢菩薩・地蔵菩薩等がいる、修行に励んでいるのが凡夫の菩薩(p129)

・大乗仏教は、北方(インド→チベット、モンゴル、中国、朝鮮、日本)、上部座仏教は南方(インド→セイロン、ビルマ、スマトラ、カンボジア、ジャワ)へ伝わった(p143)

・仏教とヒンズー教は、バラモン教をベースにするもので、輪廻を前提として解脱を目指すと言う最終目的は同じ、釈尊はヒンズー教の前身であるバラモン教を否定する形で解脱に至る道を説いて仏教とした(p150)

・孔子(孔先生)の思想は、孟子(孔子の孫の子思の流れ、性善説)・荀子(直弟子の一人の子夏の流れ、性悪説)などにより発展して、儒教と称されるようになった(p163)

・支配階級に登りつめることのできない大衆には、道教(裏儒教)が受け入れられた(p169)

・日本の神は多い、日本神話(古事記、日本書紀に登場する、イザナミ・イザナギ・天照大神等)に登場する神、自然の神、実在の人物(菅原道真=天神様、徳川家康=東照大権現、戦没者=英霊)、仏教のなかの神:五大明王や如来、菩薩等がいる(p187)

・七福神は、日本出身(恵比寿、大黒天=大国主)、インド出身(毘沙門天、弁財天)、中国出身(布袋、福禄寿、寿老人)から成っている(p187)

・神仏習合により、寺院では本尊の化身や守護神とされる神々が祀られ、神社では、付属の寺(神宮寺)が建てられ、本地仏などゆかりの仏を祀った、基本的には日本の神々は仏教に取り込まれていった(p191)

・日本向けに変容した仏教の教え・習慣として、成仏の意味、葬式に僧侶が関わること(本来は禁止)、仏教行事(彼岸、お盆など)、戒名(日本のみ)、檀家制度(江戸幕府が導入、生まれた瞬間に帰属が決定)、位牌・仏壇(日本独自のもの)がある(p193)

・明治以降の宗教政策として、13宗56派を公認、普化宗や修験道は禁止、戦後は憲法により、政教分離・信教の自由が保障されて、神社神道も特別扱いされなくなった(p215)