・努力することで進める方向とは、自分の能力に見合った方向である、自分とは違う別人をモデルにして「あの人のようになりたい」と夢想するときには、出発点が異なっていることを気をつける(p32)
・人間には変えられないことが多い、変えられないままでも戦えるフィールドを探すことが重要(p37)
・チャンピオンスポーツでなく、会社に勤めながらそれなりにスポーツをやるという選択肢もあったのでは、という元アスリートの声をマスコミは殆ど取り上げない(p50)
・アスリートのやめ時と、セカンドキャリアの問題は、スポーツ界の知られざる問題、オリンピック選手はともかく、オリンピック予備軍で終わるアスリートの現実は厳しい(p53)
・例として400mハードルに3名出場したが、オリンピック選考会となる日本選手権には40名程が出場している、彼らが優遇されることは、まずない(p
53)
・就職において体育会系に人気があるのは新卒のみ、30歳を超えたアスリートの人気は低い(p54)
・願望を希望と錯覚してズルズル続けている人は、やめ時を見失いがち、願望は確率を捻じ曲げるから(p57)
・この道が唯一の道ではないと意識しておくこと、そして自分が今、走っているこの道がどこにつながっているかを考えてみることによって、選択肢が広がる(p63)
・「やめなかったからこそできた」、こう主張する少数派の言葉に嘘はないが、現実の社会においては、はるかに敗者が多いという事実はわかっておくべき(p68)
・何かをやめて良かったか悪かったかという判断は、人生の終盤になって決まるもの、やめた結果、別の分野で成功すると、やめて良かった。逆もある(p79)
・どんな分野でも、「あの人は凄い」と言われるような人は、無意識と意識のバランスが普通の人に比べて格段にいい、勘にゆだねるときはゆだね、論理的に詰めるときは詰める(p103)
・失敗を共有するためには、失敗した直後、記憶と感覚が新鮮なうちに、失敗した原因について分析して、そのときに思っている気持ちと共に、一緒に吐き出すのが重要(p108)
・つらい時期を耐え抜いたら成功できると一般化しがちだが、ほとんどの人にとっては、つらい時期を耐え抜いても成功しないことが多い(p109)
・IOCの委員のいるパーティでは、メジャースポーツの元選手よりも、フェンシングや近代5種、ボート等の、貴族出身も元選手が圧倒的に多い、五輪の内部の世界は随分違う(p123)
・努力には、「どれだけ」がんばるか以外に、「何を」がんばるか「どう」がんばるか、という方向性がある、つまり、選ぶことは人任せにしてしまうと、自分にツケが回ってくる(p141)
・スタープレーヤーは、努力を努力と思わず、努力そのものが楽しいという星の下に生まれてきているのがほとんど(p167)
・フェイスブックに上げる情報は、「見られてもいいもの」というより、むしろ「見て欲しいもの」である(p176)
・あなたが今やっていることを諦めろと言ってくる人は、「自分と同じになってほしいから」そう言っているのか、客観的にみて勝算は無いからやめろとドライに言っているのかは、見極めるべき(p191)
・人生において「ベストの選択」なんていうものはなく、あるのは「ベターな選択」だけ、ベターなものを選び続けていくうちに「これでいいのだ」という納得感が生まれてくる(p233)