・東海道新幹線の輸送力は、まだまだ余剰分がある、乗車率は平均すればやや5割を超える程度(p12)
・リニアが環境にかける負荷として、1)エネルギーの問題(新幹線の3倍)、2)自然破壊は景観の問題がある、特に東濃地区には、ウランを含有する残土が発生する可能性すらある(p14、15)
・長野市と松本市の商品販売額を見ると、新幹線が停車する長野は5年間で400億円減少したのに対して、松本市では143億円増加した(p22)
・電磁石を並べることで強い推進力を生み出すリニアモーターの仕組みは、大江戸線などで実用化されている(p28)
・JR東海が開発しているのは、超伝導技術というもので、超伝導磁石をもちいて電気抵抗をゼロにすることで永久に電気が流れ続けるという技術を応用する、これにより1センチ程浮上が可能になる(p29)
・南海トラフにそっておきる地震として、東海地震・東南海地震・南海地震が知られている、最近では1946年頃、その前は1854年頃、その前は1707年(宝永)である(p35)
・大鹿村からは、石器・土器が出土しない、考古遺物が見当たらないということは、数千年前以前の土地は流れてしまったことを意味する(p56)
・ガンマ線の周波数は10の23乗にもなるので、実用的ではなく、その代わりにエレクトロンボルト(eV)というエネルギー単位で分類する、太陽光線は波長で分類している(p71)
・中国ではリニアの延長が電磁は問題でストップしているのは事実、ドイツも計画していたリニア建設を断念した理由は、経済性と電磁波問題(p79)
・高速走行中では、窓から入る太陽光線がまるでフラッシュ光のように点滅しているように思える(p87)
・最近の東海道新幹線の輸送実績は、座席利用率でみると2003年の66%から、2011年の58.8%と下がっている、輸送人キロ・輸送人員は増加している(p155)
・東京湾岸道路は、計画の38%(片道4000円から800円へ値下げした後も)で、1日当たり1億円の損失が出ている、この道路は日本道路公団へ売却された(p161)
・リニア建設費の推移は、80年代後半で3兆円、90年代末には5兆円、現段階では9兆円、リニア開発技術を急いだ結果(p172)
・東京ー名古屋の開業の場合、名古屋でのリニア乗り換え利用率を33%(名古屋以西から東京方面行きの新幹線利用者の3人に一人が乗り換える)が損益分岐点(p176)
・夏目漱石がイギリスで見た重工業の発達による事実は、1)石炭の煤塵、2)人々の多忙ぶり、3)金の権力性という象徴的事実(p185)
・動物は、エネルギーを使えば使うほど、時間の進む速度が速くなる、つまり時間の速度は、エネルギー消費量に比例する、これは人間の社会活動にもあてはまる(p189)
・リニア開発のジレンマ、1)事故リスクと電力消費(余裕のある過剰な電力供給が必要)、2)超伝導は電力浪費(ヘリウム冷却のために電力必要)、3)電磁波防護と重い遮蔽版(電磁波の影響防止のためには多量の電力必要)(p222)
・1962年に日本が国産ウランによる原子力発電を目指していたときに、土岐市付近が有望とされた。土岐市にウラン鉱山を開削しして核原料物質鉱山に指定された、ウラン埋蔵は人形峠とならぶ地域である(p270)