・ドイツ労働者党が、のちの国家社会主義ドイツ労働者党、つまりナチスである(p12)
・ヒトラーは、格上(へり下る、褒め称える、敬意を示す)、エリート(穏やかに語りかける、利益をちらつかせる、決断を迫って味方にする)、一般大衆(力強い口調、身振り大きく、場を盛り上げる)によって演説方法を使い分けた(p17)
・ヒトラー政権は、軍事費は政権を握ってから3年目の時点で30%、5年目には40%を超えたが失業者数は91万人に減少した(p21)
・女性を家庭に戻すことで労働人口自体を減らし、8時間労働制の導入とあわせてさらに従来の雇用市場に空席をつくることで失業者を吸収させようとした(p27)
・シャハト博士は、国債を発行するにあたって保有する金の量ではなく、労働力を担保とした(p29)
・ナチスを率いるヒトラーが台頭するよりもはるか以前から、ユダヤ人が嫌われ、差別されてきた(p35)
・ポーランドへの侵攻を決定したとき、ヒトラーはイギリスからの宣戦はないと考えていた(p41)
・ストーリーには、人々の共感を得やすいパターンがある、主人公となる存在と、その行く手を阻む障害、そして最終的に到達すべき目標である(p53)
・伝える内容を吟味して重要な点を明確にしたうえで、可能な限り絞り込む。そして演説を耳にした大衆がそれを頭の中でイメージしやすくするため、印象に残るスローガンのような言葉にして断続的に聞かせていくもの(p66)
・公共事業を行う目的は、雇用需要をつくりだして失業者を吸収するだけでなく、賃金を得た労働者の消費によって景気を刺激するためもある(p71)
・人々の不安を早急に払拭するうえでは、家族を抱える中高年男性を優先するほうが、より少ない職の斡旋ですむ分だけ効率がよい(p79)
・若者の受け皿として機能したのが、ナチスの私兵である準軍事集団の突撃隊であった(p80)