・人は、成功を語るときは自信たっぷりになるし、失敗を語るときは謙虚になる。どちらが深くその人のことを理解できるかというと、失敗を語るとき(p4)
・本書を書くきっかけは、欧米の経営大学院13校を取材した際に、各校の教授陣が「失敗力」の大切について教えていたから、失敗力とは、失敗を自分の成長に生かす力・失敗から正しく立ち直る力である(p12)
・リーダーが失敗する要因は、1)人から学ぼうとしない、2)相談する相手がいない(p42)
・ハーバードビジネススクールで失敗に焦点をあてている理由は、1)入学前に失敗したことが無い、2)謙虚さをリーダーシップの重要な要素として捕らえている、3)失敗からは多くを効率よく学べる、である(p48)
・コンフォートゾーン(自分が楽だと感じる領域)の中にいる人とは、生まれてからずっと同じ町に住み、同じ友人とのみ付き合っている人、上司から言われるまま同じ仕事をしている人である、組織に変革をもたらせるには、そこから飛び出す勇気を持つべき(p51)
・挑戦してうまくいかなかったときの後悔は、時が経れば薄れていく、一生消えることがないのは、挑戦しなかったこと(p55)
・失敗しても、自分の非を認める代わりに、「いま、こういう対応をしています」と説明する(p61)
・再起できる失敗とは、1)最大限の努力をした結果の失敗、2)投資家や周りの人に対して、最大限の誠実さを尽くした結果の失敗(p62)
・最もやってはいけない説明は、市場が悪かった、というようにコントロールできないものに責任を転嫁すること(p64)
・トップの意思決定は常にシンプルである必要がある、何ページもあるのは、頭が整理されていない証拠(p72)
・中国のBtoCビジネスで存在感があるのは、台湾・韓国・ドイツ・フランス企業、自動車販売は中国で1850万台、アセアン全部で250万台、アセアンで100%とっても中国で15%とれば同じになる(p76)
・新人に仕事を振る場合、いざとなったらすべて自分がフォローすることを前提にやる(p85)
・外資系と日系の違いは、まめに来て、仕事は関係ない話をすることで人間関係を築こうとする点にある(p112)
・怒るわけでも、否定するわけでもなく、自分だったら言わない、という発言をすることで、相手にやり方が間違っていることを気づかせる(p115)
・常にバックアッププランを立てておく、「これしかない」と考えると、そうならなかったときに失敗になるが、バックアップを想定しておくと、失敗にならない(p128)
・新人時代の失敗として最も悔いが残るのは、挑戦できたのに挑戦しなかった失敗、こればかりは解決できない。ミスや間違いは取り返しがつくのに比べて(p188)
・期待値を高く持たないというのは、打たれ強くなる上で大切な要素、現実とのギャップが大きいほど、失敗したと認識することが多くなる(p190)
・成長していない環境では、挑戦はできない(p206)
・欧米の経営大学院の学生は、学生時代に、失敗を肯定的にとらえる考え方、失敗から立ち直る術を意識的に学び、社会に出る前に失敗力を鍛えている(p215)
・失敗して立ち上がってきた人に共通して言えるのは、敗因分析をきちんとしていること。上司に怒られたときに、「何だこの上司、許せない」と感情的に反応するのではなく、「なぜ怒られたのか、怒られないように自分ができることは何か」を冷静に分析している(p222)
・日本の若者は、ドメスティック派(内向き)と、グローバル派(外向き)に、極端に二極化している(p230)
・世界で活躍しているエリートと一般の人との違いは、置かれた環境・挑戦と失敗を繰り返した数と立ち直り方=失敗力、にある(p233)