・都会の真っ只中にいてこそ可能なもの、実行が距離や天候などに左右されず、かつ大した出費を伴わず体力が衰えていた老年でも一人でできることが大事(p30)
・一人の人間になったら、炊事・洗濯・掃除・買い物の方法を学べばよい(p36)
・内心はどうであれ、明るく生きてみせることは、誰にでもできる最後の芸術である(p43)
・見苦しいお年寄りが、身なりに気を使わないのは公害である(p48)
・自分の精神がどれだけ老化しているかを量るには、どれくらいの頻度で「くれない」という言葉を発するかを調べるとよい(p52)
・いきいきとした晩年を過ごしている人たちは、どこかで与えることを知っている人たち(p67)
・四十、五十代は満開の花の時代で、六十代もすばらしい。体力は確実に落ちているが人生を見る目は確実に深くなっている。40-65歳までの四分の一世紀、大きな病気もせず普通の生活ができたら、それは素晴らしい贈り物を受けたことになる(p77)
・かつて自分を傷つける凶器だと感じた運命を自分を育てる肥料だったと認識できる強さを持つのが中年以後である(p92)
・人脈の基本は尊敬である、尊敬を持たない相手は人脈の中に入らない(p116)
・死に易くする方法として、1)毎日楽しかったこと、笑えたことをよおく覚えておくこと、2)辛かったことも覚えておく(p133)
・中年を過ぎたら、私たちはいつも失うことに対して準備をし続けていなければならない。失う準備とは、準備して失わないようにするのではなく、失うことを受け入れる、という準備態勢を作っておくこと(p149)
・中年以後は外見は衰えるばかり、不思議な輝きを増すのが、徳である(p168)
・愚痴でさえ、表現が下手だとうんざりする話になるが、整理がいいと芸術になり得る(p172)
・毎日自分で食事の支度をするのは、何よりの頭と気力のトレーニングである。食品や冷蔵庫の管理は、意外と頭を使う(p202)