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終活なんておやめなさい (青春新書プレイブックス)

終活なんておやめなさい (青春新書プレイブックス)の写真

・現在のように相続順位が同じ者は、均等に遺産を相続する「均分相続」が定められたのは、1948年の民法改正によってである(p23)

・終活とは、俺はここまで家族のことをかんがえていたのだ、ということを訴えたいがためのアリバイ工作にすぎない(p31)

・お釈迦様は弟子たちに対して、葬式などにかかわるな、といわれた。南都六宗といわれる奈良のお寺では、葬式は執り行っていない(p41、42)

・葬式が仏教行事であれば、死体のお清めから、死に装束の着付け、葬式に関するいっさいの取り仕切りまで、すべてやるのが筋(p43)

・葬式をやるにしても親族だけでやるべき、それが葬式の本筋。それ以外の人が別れを惜しみたかったら告別式をおこなうべき(p43)

・もともとは食料香典といって、不幸があった家に親しい人たちが食料をもっていくもの(p45)

・戒名は、仏門に入ったことを証すもの、つまり、出家したことの証。死者は在家のままで、ほとけさまに浄土に連れて行っていただいているのに、どうして出家する必要が有るのか。拝むのは位牌ではなく、ほとけさまのはず(p58)

・埋めたら二度と出てこないように、墓の上に重い石を置いたのが、墓石の起源(p60)

・庶民の死体は洞窟やキリスト教の地下に無造作に埋葬された、これがいまもイタリア、フランスなどに残っている「カタコンベ」と呼ばれる地下の墓所(p64)

・故人は墓の下にいない、私達の心の中にいる、さらに言えば浄土にいると仏教は教えている(p68)

・骨を捨てることを禁じている法律はない、しかし埋めても流してもいけないのが埋葬法(p71)

・死者は赴いた死後の世界で、7日ごとに裁きを受けて49日目でその行き先が決まる。生まれ変わり先は、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天、という6つの世界。生前の行い、生き方によって、その世界に生まれ変わるかが決まる。よい行いをしてきた人は、人間・天界、悪い人は、地獄・餓鬼界となる(p75)

・死ぬと人は肉体を失った霊魂的死者になる、この魂的死者は荒れていて「荒御霊(あらみたま)」と呼ばれている、もっとも荒れている状態は「精霊」と呼ばれる。少し落ち着いて「荒御霊」になる。日本では、この両者を「ホトケ」と呼んだ(p85)

・年忌法要は日本だけ。もっといえば仏教からは離れた儀礼。儒教には、父親や母親が死んだときは、服喪期間が3年(実質25ヶ月)で、喪主は3年間、喪に服す(p86、87)

・忌とは、49日(あるいは100日)までの期間で、この間は死の穢れをまとっているため、他人との接触が禁じられている。その後は喪の期間となり、身を慎んで生活することが求められる。平安時代になって、長めとなり、7・13回忌となり、神道で、33・50回忌も必要とした(p87)

・二人の親がいると仮定して、25代遡ると1億人を超える。この前提は、夫婦二人の間にひとりの子供が生まれて永遠と続いた場合(p88)

・正月に使う箸は、両端が細くなっている。一方の端はカミが使い、もう一方を人間が使うから。大皿から取り分けるときに箸を反対に返すのは、とんでもない作法違い(p94)

・午前0時(子の刻)から始まるのが、天の一日、夕方から始まるのが、地の一日、神社の神事が真夜中に行われるのは、地の一日が基本だから。神輿タイムは「あとの祭り」、午前6時から始まるのが、人の一日(p95)

・江戸時代まで使われていた旧暦では、小の月(2,4,6,9,11)は28日、それ以外は30日、1年間は350日。ずれを調整するために、閏月を設けて調整した(p96)
・神を迎えるにあたっておこなわれる「すす払い」は、正月にカミを迎えるための準備で、12月13日と決まっている、この日から肉類を絶つ(p98)

・幕府がキリスト教徒を弾圧するために考えたのは、まず、檀家制度、次に、寺が葬式をおこなうべし、という通達をだした(p103)

・お坊さんの葬式は、お坊さんがやっていた、それを庶民に適用するために、死者を出家させた。俄仕立ての修行として、読経した。葬式で唱えられるお経は、出家したばかりの死者に仏教の法を説くためのもの(p104,108)

・欠礼する必要があるのは、忌中の間(49日)のみ、それが過ぎたら年賀状のやりとりをしても、いっこうにかまわない。お祝い事も差し支えない(p123)

・現人神である天皇が靖国神社にお祀りするから、戦死者はすぐにもカミ(英霊)になれるとした。ところが1946.1.1に天皇が人間宣言した。最後の戦争から、70年近く経過しているので、神道的にいっても英霊はカミになっている(p151)

・インドには、「四住期:学生期・家住期・林住期・遊行期」があり、それぞれどう生きるか示している(p155)

・生活を最優先させて生きると、人生を生きることができなくなる(p164)

・大切な人と大切な時間を過ごすのだ、という気持ちがあったら、それがそのまま生前葬になる(p200)