昨年末に単行本化された、宮部みゆきさんの小説です。図書館で半年以上待ってやっと順番が回ってきました。大部(600ページ以上)で、読むのにも時間がかかりましたが、この1週間楽しい思いをさせていただきました。
この本を通して感じたのは、昔は個人の力では大したことはできませんが、今はネットの力を利用することで凄い復讐ができることがわかりました。
著者の宮部さんは、一時期世間を騒がせた豊田商事事件や、ネットワークビジネスの被害者のことを詳しく調べられているようですね。ネットワークビジネスの会員にも勝ち組と負け組みがいることが書かれていて驚きました。
ネットワークビジネスが破綻した場合、当局に捕まるのは上層部の経営者のみ、会員で良い思いをしていた(会員間で融資をして儲けていた)人は、お咎めなしだと思います。この本では、この部分がお話のポイントになっていました。
当然、この本はフィクションであり、本の最後はその旨が記されていますが、私はある程度の事実に基づいて書かれていると感じています。この本を通して、それらのビジネスの裏が垣間見えたように思いました。