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NHKスペシャル ローマ帝国 ローマ世界の高まり (1) (NHKスペシャル)

NHKスペシャル ローマ帝国 ローマ世界の高まり (1) (NHKスペシャル)の写真

・北アフリカのアルジェリアにあるローマ時代の遺跡「ティムガット」で注目すべきものは、上下水道システムである。街中に張り巡らされ、飲み水には地下水、公共浴場には濾過した雨水と、うまく使い分けられていた、14の公共浴場では毎日入浴を楽しめた(p11)

・街自体が碁盤の目状に整備されていたのは、同じ面積の土地を等しく分け与えるため(p14)

・ローマ帝国が陸の帝国、大英帝国が海の帝国なら、アメリカは空の帝国である(p19)

・地中海域での争いは、おおかた、エジプト・カルタゴ・シチリア・クレタ島といった、余剰農産物を生み出す場所の争奪戦であった。ローマ帝国は、豊かな地域および乏しい地域もふくめて地中海全域に物資を流通させ、食糧を再配分するシステムをつくりあげた(p20)

・ポエニとは、ローマ人がフェニキア人を指して読んだ言葉。ポエニ戦争の舞台はシチリア島であったが、本質は、シチリアやサルディニアを支配していたフェニキア人の大国カルタゴであった(p31)

・ローマが改めてカルタゴを滅ぼしたのは、第三次ポエニ戦争で、これによりカルタゴは完全にローマの属州となった(p32)

・ローマの法では、指揮官が任地を去るときに軍団を率いてローマに入ることは固く禁じられていたが(反逆罪)、カエサルは国境のルビコン川を渡った、このときに「賽は投げられた」という有名なせりふがある(p50)

・アウグストゥス(元オクタビアヌス)は、半分以下に軍団を減らしたが、その失業者たちに地中海沿岸の各地に都市を建設させ、都市が完成したあとは、土地を与えてその都市の上流階級として住み着かせるという対策を取った(p73)

・直轄地である「皇帝属州」と、国境線域にある「元老院属州」に分けたが、前者は、ヒスパニア、ゲルマニア、バルカン半島のパンノニア、北アフリカ、シリア(p74)

・古代ローマにおける奴隷は、出身や人種による差別ではなく、社会制度的な差別であった。奴隷であっても一定の条件を満たせば、奴隷の身分から解放される(p105)

・奴隷(人口の3分の1)であった人が抜け出そうとした理由は、奴隷は人間でありながら、所有するものの財産とされ、売買の対象となっていたので(p106)

・地方港の一つであるピサで発掘された21隻の船には、広大な帝国全土から運ばれてきた特産品がギッシリと積まれていた(p147)

・ヨーロッパの文明水準は、産業革命が達成されるまで、ローマ帝国のレベルを超えることはできなかったとされている。遺跡をみると、電気とエンジン以外はすべてそろっているようである(p161)

・カエサルやアントニウスがクレオパトラと過ごした古代アレキサンドリアの一部は、1600年ほど前の大地震で海に沈んだ。現在フランス隊が水中調査を進めているが、海の汚染により妨げられている(p165)