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summary

「逆さ地図」で読み解く世界情勢の本質 (SB新書)

「逆さ地図」で読み解く世界情勢の本質 (SB新書)の写真

・中国が地図を逆さまに見るようになれば、自国の本当の姿が良く見えるようになる、周辺国はその動きに対抗しようと躍起になる(p15)

・アラスカはかつてロシア領、クリミア半島を巡る戦争で経済的に疲弊し、1867年に720万ドルでアメリカに売却した(p19)

・中国の海軍は、地図上に日本列島から台湾、フィリピン、南シナ海にいたる線を引き、「第一列島線」とした、さらに、日本の本州、小笠原諸島、グアム、ニューギニアを結んだ線を、第二列島線とした(p25)

・行詰ったウクライナ政府に対して、ロシア政府が財政改革なしの財政支援と天然ガス等のエネルギー値下げを提示したので、2010年のウクライナ大統領選では、親ロシア派のヤヌコビッチが復活当選した(p40)

・旧ソ連の、バルト三国を含む、東欧7カ国のNATO加盟が2004年に実現した、なのでウクライナ問題はロシアとしては絶対に譲れない(p50)

・現在では、ロシアの輸出の75%は、石油と天然ガスで占められている。一方で、ロシア工業は高い労働コストと低い生産性のために国際競争力がない(p55)

・仏領インドシナとよばれた、ベトナム、ラオス、カンボジアは、日本が敗退した後にフランスから独立を宣言したが、フランスは再度植民地化を図った(p69)

・第二次安倍内閣発足直後の2012年12月27日付で発表された「アジアの民主主義防護のダイアモンド」という論文は、中国を名指しで批判した。日本のメディアはほとんど紹介していない(p82)

・日本のANZUKグループへの参加が実現されれば、安倍論文の言う「ダイヤモンド」が事実上結成される(p95)

・第一次世界大戦でオスマン帝国が敗退した戦後処理は、「サイクス・ピコ協定」という密約(フランス、イギリス、ロシア)によって、国境線が引かれ、シリア、レバノン、イラク、ヨルダンに分割された。(p118)

・現在のイスラム国は、シリアとイラクの国境をなくし、サイクス・ピコ条約を事実上、反故した形となっている。イスラム法による中東の新秩序成立を目指してい
るからだろう(p125)

・モスルに居座った武装集団は、2014年6月29日に、「イラク・シリアのイスラム国」から、「イスラム国」へと名称をかえて、国家樹立を宣言した、7月3日にはシリア最大のオマール油田を占拠した(p125)

・15-29歳の男性人口が全男性人口の30%を超えた時、既存の社会では能力を発揮できる場が極端に少なくなるので、若者に残された道は、海外移住、対外侵略、革命、テロ、内戦となる(p139)

・ベトナムとラオス、カンボジアの国境線に、安南山脈が走っている、この両者で文化が異なる。箸食と手食のように(p145)

・20世紀初頭には、イギリス領は、ビルマ、マレー(含むシンガポール)、フランス領のインドシナ(ベトナム、ラオス、カンボジア)、アメリカ領フィリピン、オランダ領東インド(インドネシア)であり、4分割されていて、独立国はタイのみ(p149)

・エリート達は自分達の主張を宗主国に伝えるために宗主国の言語を利用した、こうしてインドネシア語にはオランダ語、マレー語・ビルマ語には英語、ラオス語にはフランス語が入り込んだ(p150)

・タイは、1867-1909年まで6回にわたって、イギリスとフランスに領土を割譲して、領土はほぼ半減している(p164)

・2003年時点でアメリカ陸軍には、155の戦闘大隊があるが、実戦従事しているのは、2001年10月以前は17だったが、2003年9月には、98(p201)