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summary

ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー

ビジネススクールでは教えてくれないドラッカーの写真

・極端な場合、MBAで教えているのは、テニュア(終身雇用権)のない若手の助教、非常勤講師、そして、テニュアをとることをすでにあきらめた講師たち(p19)

・統計的な手法を使わずに、論文を掲載している研究者も何人かいるが、そのためにはビックアイディアを出せる必要がある。統計学、数理モデルに頼らないで論文を書けるのは一握り(p26)

・米国では人文学の危機がささやかれている、スタンフォード大学では、教員の45%が人文学系だが、その専攻学生は15%しかいない、自然科学が増えている(p29)

・米国では、短期的な株主価値最大化や、短期的利益最大化は社会にとって良くないという考え方が徐々に広まっている。長期的で持続可能な戦略、自然環境の保護について考えている(p32)

・学生は、講義や授業それ自体よりも、MBAの資格に興味を持っている。そのため授業料が以上に高くなっている、バークレー校のビジネススールの学費は年間600万円(p33)

・MBAlコースでは、実務家の知識や経験に依存することが批判され、講義では経験的で科学的な厳密性が求められた、そして統計学によって経験的に実証された命題だけが科学的とされた(p34)

・ドラッカーは証券会社に勤めているとき、統計を駆使して株式市場を分析したが、1929年の大恐慌で大損失をあい、統計学を信頼しなくなったようだ(p92)

・経営者には「真摯さ=integrity」が必要であると、ドラッカーは何度も主張した、しかもそれは学ぶことができない。それを持っているかどうかは、一緒に仕事するとわかるもの、とドラッカーは行った(p108)

・無能な経営者ほど、短絡的に利益を確保しようとする、経済合理的なマネジメントを展開する、その最たる例は、コストカット(p120)

・組織の活動のなかで、「命令と服従」の原理に基づく集権制、「自由と責任」の原理にもとづく分権制をうまく使い分け併存させることで業績を上げることができる(p143)

・各事業部がそれぞれ目的を自発的に決定し、それに対して責任を持つという態度をとれるように、本部はいくぶん抽象的な目標を掲げる必要がある(p147)

・何か行動を起こすとき、その原因が自分自身にあるような行動を自律的という、自ら進んで自らの意志で能動的に行動する(p159)

・経済合理的な視点のみでビジネスをしている企業には、その関係者しか集まらない。非合理的なサポートが必要になった時にそれを受けられるかどうかは常日頃の経営のやり方が大きく影響する(p193)