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summary

格差社会で金持ちこそが滅びる (講談社+α新書)

格差社会で金持ちこそが滅びる (講談社+α新書)の写真

・驚くほど手厚い福利厚生を可能にできるのは、新興企業(グーグル、フェイスブック等)が、社員に還元できるだけの利益を確保できているから(p23)

・靴のネット通販で有名になったザッポス(365日以内なら返品、送料無料)、はアマゾンに買収されたが、ネット販売における送料無料という過激なオファーを広めたのは、ザッポスであった(p31)

・ドライな国と言われるアメリカでも、トップに立つのは、日本の組織のトップに立つ優れた経営者と同じような考えを持っている。(p42)

・中国の王朝は、10世紀に宋が建国されるまで、朝貢外交とよばれるギフト交換を周辺国としていた。周辺国の君主が中国の皇帝に貢物を送り、これに対して統治権を認める交換方式であったが、多くの場合は貢物の数倍から数十倍の価値あるものを下賜していた(p49)

・多くの先進国において、女性の敵は女性だと証明されている。(p67)

・男性がビジュアルの刺激に敏感なのは、男性が長い歴史を通して、女性を見た目で判断してきたためという背景がある。女性が、男性をその経済力や社会的地位で判断してきたのと同じ(p70)

・人間は200万年前に、他の霊長類比較で、論理的思考ができる脳の部位が大きく成長し始めたからこそ人間になった。肉を食べるようになって、たんぱく質を多く摂取するようになったから。50万年前に組織的に狩りをするようになって、人間の脳は同じ大きさの哺乳類の脳の9倍の大きさになった(p78)

・本当の意味で男女平等になったときには、男女の性差別は消えて、女は男に対してでも敵意をもやすようになる(p81)

・保険料を払っていても健康な人は医療費を使わない。この場合、他人の医療費を肩代わりしたことを不公平だと不満に思う人は、あまりいないだろうが、保険料を払わない人が医療費を払ったらどう思うだろうか(p100)

・能力給の問題は、会社が利益を上げるのに誰がどれだけ貢献したかを正確、かつ公平に判断することが難しい(p124)

・平等主義をどの程度守っているかの程度の差は、それぞれの地域がどのような環境、風土のなかで、どのように変遷してきたかによって変わる(p129)

・群れたい求心力と、群れを離れたい遠心力、この二つの引力と求心力の間の均衡を保つことは、いつの時代の人間にとっても切実かつ、深刻な問題を引き起こす(p138)

・ミルクは本来は子供のみが飲むものであったので、母乳に必要なラクターゼの生産が止まるようになっていた。しかし北ヨーロッパや東アフリカでは人間の生存率を高めるために、ラクターゼの生産が自然選択された(p156)

・日本人の約半数は、うまれつき、ALDH2(アセトアルデヒドが低濃度でも働く)が弱いので、少量のお酒の摂取で悪酔いする(p158)

・日本のように水量の豊富な急流があって、少し掘れば井戸水が飲める国では、水分補給は水を飲めばよい。しかし、水が少ないところでは、アルコールによって発酵された保存のきくものが飲まれた(p159)

・感染症が流行した地域では、集団主義の文化が見られる。感染症と戦う過程で、集団が結束して対処する考え方、規則、習慣がつくられた。(p163)

・東日本大震災は、869年に発生した「貞観地震」に似ているとされる。その5年前には富士山や阿蘇山が噴火、その後に、878年には相模・武蔵地震、887年には(いま予測されてる)南海トラフ地震が発生している(p180)

・自分に本当に自身がもてるようになるのは、自分に何ができるかじゃなくて、自分になにができないかわかってからだ。それによって初めて、自分の能力が信じられるようになる(p186)