・この本を読むメリットは、自分の無能を克服し、他の人の無能を理解することで、楽な気持で仕事ができるようになる(p16)
・有能さを発揮できていた地位から無能ぶりを露呈することになる地位へと昇進させられていた。これはあらゆる階級社会の、あらゆる人に起こり得る(p23、26)
・あらゆるポストは、職責を果たせない無能な人間によって占められる、そして、仕事は、まだ無能レベルに達していない者によって行われる(p27、28)
・無能レベルに達してしまった上司は、組織の自己都合という尺度で、部下が有能かどうかを判断する。つまり、無能な上司は、部下をインプットで評価する(p46)
・スーパー有能と、スーパー無能のどちらもが解雇の対象となる(p51)
・終点に到達したかどうかを見分ける方法として、何か有益な仕事を成し遂げつつあるかを見極めるのがポイント(p73)
・成功ほど悲惨な失敗は無い、つまり成功は無能レベルへの一里塚である。従って、創造的無能である、「成功しないことほど素晴らしいことはない」ということになる(p75)
・服従者としては申し分ない人物が、指導的地位に就いたばかりに、問題を起こす。1)指導力を発揮できない、2)部下の仕事効率を低下させる、3)上司の時間を浪費する(p78)
・従業員が有能かどうかを評価するのは、同じ階層内にいる上司。潜在的な指導力を持った部下とは、上司にしてみれば服従しない部下にほかならず、不服従とは無能を意味する(p82)
・階層社会は、職務を全うできず、これ以上の昇進も見込めない、しかしだからと言ってクビにもできない無能な労働者が溢れかえることになる(p90)
・身分境界線があるおかげで、多くの人々が無能レベルまで昇進することがないので、ピラミッドの下半分では効率のよい仕事が期待できる(p92)
・階層社会の効率を上げる唯一の効果的な方法は、上層部に新しい人材を登用すること。彼らが古株ではできなくなった仕事をしてくれるかもしれないから(p93、123)
・終点到達症候群に苦しむ人たちに効果があるのは、気晴らし療法である。何か仕事とは異なることを始める(p142)
・昇進を拒否するのではなく、昇進の話を持ち掛けられないように工夫することで、上のポストに昇るのを避ける、これば創造的無能と呼ばれるもの(p182)
・恐竜、トラ、翼竜、マンモスといった種は、それぞれが持っていた特質(巨体、翼、牙)のお蔭で繁栄した。初めのうちは彼らに昇進を約束したそれらの特質が、最後には彼らを無能へと導いた。有能さには無能の芽が潜んでいる(p191)
・卒業証書が証明するのは、その生徒が卒業までの年数を我慢して学校に通ったという事実のみ(p194)
・ピーターの特効薬は4種類ある、1)予防薬(昇進を回避):マイナス思考、創造的無能、2)痛み止め(無能レベルに達した人が、健康と幸福を維持する)、3)気休め薬(症状を抑える):実績をイメージで代用、4)処方薬(治療する)(p203、208)