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summary

大人の時間はなぜ短いのか (集英社新書)

大人の時間はなぜ短いのか (集英社新書)の写真

・ニュートン力学的な時間は均一で時間の進行は一様だが、アインシュタインの相対論的な理解では、たとえば重力によって影響をける、強い重力下での時間の進行は、地球上の時間進行よりも「ゆっくり」になる(p19)

・時計の時間が人間の生活パタンに大きな影響力をもつようになったのは、農耕に関わる作業に大量の労働力を投入する必要が出てきたから(p24)

・2004.12のスマトラ沖地震が起きてから、地球の自転が少し速くなったことが判明している(p25)

・時差ぼけからの解消で手っ取り早いのは、日中の時間帯に強い日光に当たること、体内のペースが日光により調整されるから(p84)

・物理的な時間の方向を操作するタイムマシンは無理だが、注意による知覚情報処理促進を利用すると、事象の物理的な時間順序を知覚の上で逆転させることができる(p98)

・心的時計の進み方は、身体的・心的活性度に対応していて、活性化しているときや代謝が激しいときには、心的時計が速く進み、場合によっては物理的時計よりも速くなる、逆もあり得る(p120)

・身体的代謝が激しい小動物(及び大人に対する子供)は、1秒あたりにできる動作の数が人間よりも多いので、人間よりも時間の流れをゆっくりと感じていることは合理的(p123)

・発熱しているときは、普段より身体的代謝が激しいので、熱が出た時には普段よりも時間がゆっくり進むように感じられる(p123)

・交通事故の時に、目の前の出来事がスローモーションのように見えるというのは、極度の緊張を感じるときには、心的時間のようが物理的時間よりも速く進行する、つまり、目の前の出来事はスローモーションのように見える(p124)

・同じ数の出来事があっても、その数が多いほど時間が長く感じられるという傾向が、大人より子供で顕著だとすれば、子供は大人よりもさらに長く時間を感じることになる(p131)