この本のタイトル「君の名は」が映画化されたのは、昨年(2016)の夏頃で、長女が見に行ったということで知っていました。しかし、古い世代の私にとって、このタイトルは、以前NHKの連続テレビ小説(鈴木京香主演)のものと同じで、なんでこのタイトルなの?という思いが強く、無意識のうちに避けていていました。
今回、この物語の内容を知る機会があり、これは以前に面白いと思ってみた映画とストーリーが似ていると思い、急きょ読みたくなってネットで取り寄せて読むことになりました。
この本の著者の、新海誠氏の頭の構造は凄いですね。ひとりの人間の肉体の中に、高校生の男子と女子が共有されて、それでやりとりをする、その二人には数年間程度のタイムラグがあり、時間をお互いに越えている、それらを加味して物語が成り立っています。このような普段では経験することができない事柄を、本を通して追体験できる「読書」の素晴らしさを改めて痛感した、記念すべき本でした。