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超訳 菜根譚 人生はけっして難しくない (知的生きかた文庫)

超訳 菜根譚 人生はけっして難しくない (知的生きかた文庫)の写真

・菜根譚は、儒教・道教・仏教の教えを融合して、生き方の極意を、前集222、後集135に要領よく纏めている。洪自誠の著であり、明の時代(1368-1644)の人(p4)

・一日も喜神なかるべからず=一日一回、必ず「笑う時間」をつくる。(p23)

・有余不尽の意思を留む=ゆとりの心、が怒りと憎しみを消す。ゆとりの心を持って生活すると、どんな意地悪をされても相手を憎まず、許してやる気持ちが生まれる(p31)

・父母兄弟の間愉色婉言=おだやかな顔と、やさしい言葉をつねに保つ、まわりの状況をどんなものにするかは、自分自身(p33)

・心伏すれば、群魔退く=自分本位を捨てれば、すべてが好転する、女性は自分のことばかりしか考えていない男からは遠ざかっていく。エゴの心はなくす(p53)

・倹なる者の貧にして余りあり=すぐに求めるから、いつも不足がちになる(p64)

・徳は才の主にして、才は徳の奴なり=自分一人の力など、たかが知れている、いつも人を優しく思いやっていると、不思議と生きる元気が湧いてくる(p93)

・剛腸を動かすことなかれ=相手の無礼に振り回されない、人の世は、ものの見方一つで、びっくりするくらい変化する。同じ現象を見るのも、静かな心で見るか、激怒してみるかで、天国と地獄になる(p95)

・偶会する所、便ち(すなわち)佳境を成す=たまたま出会った人との関係を大切にする、よい人間関係をつくるには、1)自分が相手に与えられるものはなにかを考える、2)相手がどんなことに関心を持っているか考える、3)重ねて、自分はどうすれば相手の力になれるか考える、4)相手が自分をどう思っているか考える(p111)

・機神最も宜しく触発すべし=明るい感情、明るい意欲を爆発させよ、機神とは、生まれたときから持っている天性の活動的能力(p123)

・春生無きなり。何を以って万物を発育せん=いい友と、無駄話をして、元気になろう(p151)

・喜神を養いて以って福を召(まね)く=楽しいことは、自分から引き寄せに行く、日常生活においていつも、喜び楽しみ、なるべく愉快な心を養うように工夫する(p157)

・人を利するは、実は己を利する根基なり=好きなことで、人のためになる仕事を選ぶ、自分の得ばかり考えず、どうやったら人を喜ばせられるか、幸福にできるかを中心に考えて仕事を選ぶ(p165)

・世に在ること百年なりとも、恰も(あたかも)未だ一日も生きざるに似たり=自分の一生をお金の奴隷にしない、幸福な生活にとって大事なものは、寛大な心(p181)

・暖なれば即ち生ず=ひどい言葉には「あたたかい言葉」でお返しする、暖なれば=たとえどんなにひどい言葉を浴びさせられても、にこやかに元気で明るい態度で、暖かい言葉を返すということ(p185)

・人を看るには、ただ後の半截(はんせつ)を看よ=人生は、前半より後半に勝負をかける(p199)

・平民も肯て(あえて)徳を種え(うえ)恵を施さば、便(すなわ)ち是れ無位の公相なり=徳のある人こそ器量のある人(p200)

・発生の機緘(きかん)は、即ち零落の内に在り=いまのあなたを支えているのは昔の苦労(p215)