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2025年、人は「買い物」をしなくなる 次の10年を変えるデジタルシェルフの衝撃

2025年、人は「買い物」をしなくなる 次の10年を変えるデジタルシェルフの衝撃の写真

・お金を支払って何かを買うことがなくなるわけではない、なくなるのは、これまでの買い物におけるさまざまなプロセスである。店に行くこと、現金を用意すること、商品の現物を見ること、さらには商品を自分で選ぶことも含まれる。これまで当たり前だったプロセスが次々に省略され、そのうち「買い物をしている」感覚がなくなっていく(p7)

・2010年代になってスマートフォンが普及してことは、大きな時代の転換点と言える。それは「ネットに繋がる」時代から「情報に繋がる」時代へのシフトしたことを意味する。ネットに繋がった状態は、家の前に新しい道路ができたに過ぎないが、これからはその道路を行き交う人々の繋がり(情報、クチコミ、感想)が始まる(p27)

・新たな役割を見つけて生き残る店舗とは、体験型の店舗である。(p31)モノを買う場所ではなく、モノを一緒に作る場所とも言える(p121)

・自分で選ぶことをやめた理由の一つは「面倒だから」であるが、他にも理由がある、自分の感覚だけで選んで失敗したくない、選ぶ時間がもったいない、皆が良いと思っているものが欲しい、である(p41)このサービスとして、サブスクリプションサービスがある(p47)サブスクとレンタルの境界線は曖昧だが、サブスクを利用するかどうかの選択は、所有するか所有せずに借りるかと同義になりつつある(p50)

・共感があるから、コアなファンだけでなく、ライトなファン、そして初めて知ったような人にも商品が売れていく、そのような共感は「ストーリー」から生まれている。商品が生まれるまでのストーリー、生まれてから売れていくまでのストーリー、それを使って喜ぶ人たちのストーリー(p159)

・共感を得るストーリーの2つのセオリー、1)Whatよりも、WhyとHow、なぜそれを作ったのか、どのように作ったのか、2)ストーリーは長いほどよい、半日で作られるよりも、1週間、一ヶ月と時間がかかるものほど人々の共感は強くなりやすい(p165)

・1Gから4Gまでの進化よりも大きなインパクトが、この5Gで起こるだろうと言われている。5Gのサービス開始で、商品が変わり、家が変わり、街が変わる、そして時間の使い方が変わる。買い物にかけていた時間はほぼなくなる(p171)1日かけて出かけていた百貨店、1時間かけて出かけていたスーパー、10分程度の外出ですむコンビニ、1分程度で済むインターネットショッピング(p174)これがさらに進むと、自分で探すのではなくAIが勝手に探してきてくれる、あるいは人から薦められたものだけ欲しくなる。自動的、瞬間的な買い物が起こる可能性がある、1秒程度であろう(p175)

・商品、サービスが変わるとは、塾がVRに、学校がVRに、職場もVRになり、VRでしか会ったことの無い友達、先生、同僚がいてもおかしくなる。家の中のもの全てが人間と繋がり、生活の中には執事のように常に「バーチャルコンシェルジュ」が帯同する(p178)

・オランダの新興自転車メーカ、VanMoofは、ハイクオリティの電動アシストのシティバイクを販売しているが、その価格はとても高いが、サブスクを利用すれば月額3000円で使い放題になる、そこには無料で修理を受けられるサービスも付いている、世界中のショップで自転車を借りられる(p180)中国ではサブスクのピアノがあり、ピアノの先生が付いている、その先生が人である場合も、AIの場合もある(p180)

・便利になっていく一方で、負のスコアリングも進んでいく、負のスコア(返品が多い、配達指定時間に居ない等)が蓄積されることで新しいサービスが受けられなくなる可能性がある(p185)その中で新たに見直されるものとして、「人との繋がり」である、これを一番に求めている(p186)

・人々が買い物をしなくなるとは、逆説的に、買い物が人々の生活に深く浸透することを意味する。そしてショッピング体験が多様化することも意味する。