・今の日本はさまざまな問題を抱えているが、実際にはそれほど問題でないものもある。それは人口減少である、2050年の予測で9000万人ほどに減るのであれば、それは問題ではなくむしろアドバンテージである。必要な資源が減る、人口が日本より少なくても経済的に成功している国はたくさんある(p27)問題なのは高齢化ではなく、定年退職というシステム(p29)素晴らしい教育システムのおかげで日本人の女性は教育レベルが高い、人口の半分を占めて教育レベルの高くて健康的な女性が働ける環境を作れていないのが日本の問題である(p33)
・日本の目の前にある危機は1854年の開国、1945年の敗戦に比べれば大したことはない、以前やったように時代に合わない価値観を捨て、新たな価値観を取り入れれば良い。21世紀は、北米とオーストラリア、日本の時代になるだろう(p40)
・人工知能が囲碁やチェスの世界王者に勝ったことが驚きではない、画期的だったのはこのAIが、人間の対局データを一切使わず、ゲームのルールを学んだ後は、AI内部で自己対戦を繰り返すだけで学習し、強くなっていったこと。AIは自分たちでより最適なアルゴリズムを次々発明できるようになった(p62)遠くない将来において、AIは何かを学習するのに、大量のデータを必要としなくなる、AIのアルゴリズムが人間のレベルに近づくほど、膨大なデータを持つことのアドバンテージは消える(p65)
・あらゆる職種において「AIで何ができるかを理解し、うまく活用できる人」が生き残り、そうでない人は負ける。重要なのは、どんな職業でも何が最新のAI技術か、常にアンテナを張っておくことである。テクノロジーの進歩の速度は遅く実感しづらいので、最新の技術が自分たちの職業に応用できそうなら、いち早く実践し、取り入れることが生き残るための手段となる(p70)
・有形資産は欠かせないが、長く働くために強みとされるのは3種類の「無形資産」である。1)生産性資産:価値ある高度なスキル、キャリアにプラスとなる人間関係、会社に頼らない自分自身の評判、2)活力資産:肉体的、精神的な健康、ストレスの管理、3)変身資産:様々な変化についていける力を鍛えるために、自分と違う年代、性別、仕事、国籍の人たちと関わっていくこと(p98)さらに必要となる4要素、透明性(現状をどのように把握し、どう対処し、どう結果に結びつけるか)・共同創造・忍耐力・平静さ(p105)
・ロボットやAIより人間が優れている点は、共感力、創造力、理解力、交渉力、高齢者にはそれを発揮するチャンスが多くある(p99)
・良いことは年に2、3%の割合で徐々に進み、10年、20年かけて大きな進歩になりますがその進歩は漸進的なので新聞は報道しない。極度の貧困の人は、この200年間で世界人口の90%から10%にまで減少した、この25年で12億人以上が極度の貧困から脱したという事実には気がつかない(p123)
・アメリカの緊急鵜経済対策は追加分も含めて3兆ドル規模だが、その対策の恩恵に最も与る(あずかる)のは、Amazonとウォルマートである、アメリカ政府は彼らと競合する企業の98%には閉鎖を命じた(p142)
2022年5月9日読了