・移民を受け入れる時に国がルールをきちんと決めて、お互いにストレスを感じないようにすべき。シンガポールみたいに、ルールを破ったら自分の国に帰りなさい、とすべき(p30)
・多分、身分社会の基本は、見た目・頭脳・運動能力・金、それらは人間の本能に埋め込まれているかなというくらい差別の基本、その基本の部分からストレートに身分ができてくるのが、スククールカーストである(p34)カーストは、ルックス・運動能力・頭の良さ、で決まるので、一つでも足元を固めるのは上位カーストからのマウンド防衛策としてはあり(p78)
・資格さえ取ったら、その資格で一生安泰である資格はたった一つ、医者である(p53)
・作家になりたければ1日一冊の本を読み、画家になりたければ一枚の絵を描きなさい、という作家と画家を育てた人の話を信じて実践した、成功者の話は参考になる(p80)
・ちゃんとした大学とFラン短大の、この身分のさをはっきりと体験した、だから、人間は学歴じゃない、それは人間性には言えるのだけれど、社会では通用しない、と身にしみて感じた(p94)
・あらゆる属性間で、高度経済成長期は格差が縮小して、低成長に入るとどんどん拡大していく、森永氏がそのレポートを出して30年経過してから、トマ・ピケティというフランスの学者が「21世紀の資本」と言いう書籍で発表して世界的な注目を集めた。200年のスパンで調査し(p111)経済成長率よりも、常に資本の収益率が高くなるのが特徴であると、言った(p112)金持ちは世の中の景気がどうであろうと、自分の取り分を4−5%ずつ増やす。パイが増えている(成長)時は、パイが5%以上に増えているから、金持ちが増やしても、庶民の所得が増えるが、低成長になると残りは減っていき、格差が拡大する(p113)
・金融工学は、中身を見たら全て、高校数学レベル、大学数学ができない人たち(落ちこぼれ)が金融機関に入って、人そ騙くらかすために高校数学を駆使してみただけ(p120)
・人生の選択肢は極論すると2つに分かれている、1)教養を身につけて、自らエンターテインメントを作り出す能力を手にすれば、お金はそんなに要らない、それは楽しい人生、2)大都市のタワマンのペントハウスを目指して、お金を稼いでいく(p135)
・日本が非正規労働者ばかりになった理由、1985年に派遣労働法ができて86年に施行された、それまでは派遣労働そのものを全面禁止していた、当時の説明は「派遣を認めないという基本は変えないが、派遣じゃないと困る職種(例えば国際会議の同時通訳)には解禁しても安い労働力になるはずはないだろう(p144)それが1999年にネガティブリスト化(原則自由、禁止する職種を規定)になった(p145)
・リスキリングにより成長して報酬の高いところへ転職できる、というのは嘘、非正規・派遣の人が契約社員になるのに3年、契約社員からさらに無期限契約社員になるのに数年、そして準社員になるのに、大卒級の難しいSPI試験という壁があり、それをクリアしたら何年か過ごして、正社員になるのに10年以上かかる、この暑過ぎる壁は、スキルとは別問題である(p146)
・1982年にオランダで政労使(政府・労働者団体(連合)・使用者団体)で「ワッセナー合意」が結ばれた、そこで決まったのが、正社員・非正社員・パート・フルタイム・あらゆる雇用形態を通じて、時給の差別は一切、禁止する。福利厚生、社会保険、これも一切、禁止した、それで何が起こったか、働き方が爆発的に多様化した、そして高度成長が起きた(p153)
・多くの人たちは、過去に大暴落したという歴史を全く知らない、1929年の大暴落は、3年弱続いて、ボトムまで89%下がった。日本でも1989年から8年以上下がり続けて、82%下がった。「すぐ戻りますよ」というのは真っ赤な嘘、資金を引き出さなければならない時期に、戻していないと大損をする(p173)
・日銀の利上げは何のためにやったかというと、全部、金融業界のため。金利を上げると、貸出金利はストレートに反映する、他方、預金金利にどれだけ回したか、0.25%利上げに対して、0.1%の上げで40%しか預金者には還元しない。でも取る方は100%取る、そうしたら濡れ手に泡になる(p177)被害を受けるのは、運転資金を銀行から借りている中小企業、もっと酷い目に遭うのが、変動金利で住宅ローンを借りている国民である(p178)
・金融緩和して金融市場にカネを流したので株価は上がって当然、じゃ今はどうなのかというと、ここ数年日銀は出口戦略(緩和の出口)を求めたので、当座預金がほぼ横ばいになっている、ここ数年はお金の量を下げたいと考えていたから、少しずつ下がってきている。ということは日銀当座預金という緩和の量が今後、減るだろうと、つまり、株価は下がるだろうと、そこからさらに金利も上がる(p181)
・100年くらい前に日本は大変な不況に陥った、その時に企業がバタバタと潰れた、その企業を丸ごと、あるいは、店舗なり従業員なりを二束三文で大手企業が一気に買い集めて、巨大な経済グループができていった。菅政権時代2021年5月に銀行法の改正があり、銀行が中小のM&Aのディールに参加できるようになった、これは禁じ手である、銀行は企業の資金繰りを見ているので、中小企業をどんどんまとめて大企業にしていくことができる(p184)
・経済が成長するときに、みんなが一律に平等で豊かになると、権力者・富裕層・資本家にとって困ることが起きる、それは「カネで人を動かすことができなくなる」ということ。生活が満ち足りてしまうと、働く気力を失う、飢餓感を持った人たちは、カネで自由にコントロールができない、ただ所得水準が上がっても、コントロールする方法はある、それは「相対的貧困=所得層の分厚いところの半分しか収入がない」を残すこと、絶対的貧困は年収100万円以下だが、それとは異なる(p205)それが、非正規社員を4割にまで増やしたこと(p206)
・下劣なことをしてお金を稼ぐことよりも、生活費を下げることによって、お金に縛られない人生を作り上げる方が最優先である(p223)
・権力者と戦っていくには、まず、教養を身につける、これは「生きがいづくり」ともう一つは「真実を見極める力」本当のことを書いてあるものもあり、そこから自分なりに頭を使って意見をまとめていく、たくさん読めば、だんだん分かってくる(p227)本を読み比べて戦っていくべき(p228)
・全ての夢が叶うわけじゃない、でも、願わなければ、何一つ叶わないのが夢である(p231)